こんにちは!『ブログ大全』管理人のぐっぴ(@guppyblogoo)です
誰でもかんたんに、ブログの作り方やブログ運営の方法がわかるようになることを願って、今日も投稿します
今日のトピックは「WordPressブログのタグ」について
・WordPressブログのタグはつけた方がいいんですか?
・つけるなら、気をつけるべきポイントはありますか?
これらの悩みを解決します
タグの役割がわかれば、つけるべきかの悩みも消えるでしょう
WordPressブログにタグは必要なの?

結論から言うと、必ずしも必要ではありません
というより、むしろつけない方がいい場合さえあります
タグのいるいらないは、次の3パターンから考えましょう
- カテゴリーでキチンと分けられている場合
- ブログに投稿されている記事が少ない場合
- ユーザーにとって必要な場合
要らない場合①:カテゴリーでキチンと分けられている場合
タグとカテゴリーの違いから解説していきます。イメージは次のとおり
机の引出しをイメージしてください
- 「カテゴリー」は引出し
- 「タグ」は引出しに入ったものの分類
たとえば、引出し(全部で3段)の中身が次のような場合
- 1段目:筆記用具
(鉛筆や消しゴム) - 2段目:工具
(ハサミやカッター) - 3段目:荷造り用具
(ガムテープやロープ)
カテゴリーは「筆記用具」「工具」「荷造り用具」
ここで、引出しに入っている「赤色」のものを分類したいときタグ「赤色」を設定します
カテゴリーの上位(主テーマ)は必ず1つ。先ほどの例で言えば「引出し」ですね
特化ブログなら、ブログのテーマになります。「ブログ大全」なら『ブログ』がテーマ
つまり、『「テーマ」のカテゴリー』という具合に分類できます
- 「引出し」の筆記用具
- 「引出し」の工具
- 「引出し」の荷造り用具
引出しの筆記用具が使いたいのならカテゴリー「筆記用具」1段目を見ればいいですし、
引出しの工具を使いたいのなら2段目「工具」を見ればいい
これがカテゴリーの役目
ここからさらに分類する場合に設定するのがタグです
例①「引出し」の筆記用具の中で「赤色」のもの
(タグの分類)
結論として、カテゴリーで十分わけられているならタグは不要です
要らない場合②:ブログに投稿されている記事が少ない場合
タグはカテゴリーと同じく分類するのが役目。位置づけはカテゴリーの下になります
さらに分類するとわかりにくくなる場合もあります
その場合とは、記事が少ない場合
記事数が少ないのに、タグだけたくさんあってもユーザーは混乱します
極端な話、ブログ記事が1つしかないのに、タグが10個もあったらユーザーは混乱するでしょう
- タイトル:【初心者必見】ロングテールキーワードの探し方|根拠も解説!
- カテゴリー:書き方
- タグ:ド初心者、ロングテールキーワード、探し方、根拠、解説、ブログ、はじめくん、ぐっぴ、コンバージョン率、ニッチキーワード
みたいな感じです。
タグ一覧を見たら、たくさん記事があるように勘違いします

タグから記事を選んでも「またこれか~」とユーザーをガッカリさせるでしょう
ユーザーにとって不必要(不親切)な場合つけない方がいい。ユーザーに混乱を与えずにすみます
ユーザー満足度が高くなれば、SEO効果も期待できますから
必要な場合③:ユーザーにとって必要な場合
今度は、タグが必要な場合について解説していきたいと思います
ここまでで大分、タグのイメージはできたのではないでしょうか
タグは、記事を分類するために必要なもの!
では、次のような記事の場合はどうでしょう
- タイトル:若洲海浜公園でクロダイを釣ったよ!
- カテゴリー:釣り
- タグは?
- 「若洲海浜公園」で他に何が釣れるか知りたい?→「若洲海浜公園」のタグがあると便利
- 「クロダイ」の釣り場は他にないのか知りたい?→「クロダイ」のタグがあると便利
この場合、それぞれ「若洲海浜公園」「クロダイ」のタグをつけてあげた方が、ユーザーには親切でしょう
ユーザーはどんな情報を探しているのか、検索意図をとことん想像していきましょう!
WordPressブログのタグをつけるときの3つの注意点

ブログに投稿する記事数も増えてきて、そろそろ「タグ」をつけた方がユーザーに親切かなと思ったらつけてみましょう
この章では、タグをつけるときの注意点を解説します。次の3つです
- タグは1記事に3個ぐらい
- タグ名はカテゴリー名と同じにしない
- タグをnoindex設定にする
【上級者向け】
注意点①:タグは1記事に3個ぐらい
1つの記事につけるタグの数は3個ぐらい、多くても5個までにしましょう
理由は、5個以上あると見づらいからです
Twitterのタグとは違うのかな?5個以上つけている人もよく見かけるけれど……
SNSのタグとは違います。使われる『範囲』が異なります
SNSのタグとブログのタグとの違い
- SNSのタグはSNS上での分類
- ブログのタグはブログ内部での分類
2つの大きな違いは、情報分類する範囲
SNSのタグは、SNS全体での情報分類に使われます
Twitterのハッシュタグ(#)はTwitter全体の情報分類に使われる
つまり、タグ(#〇〇)をつけたツイートはTwitter内でタグ検索した人に表示されます
WordPressブログのタグは、ブログ内(単体)の情報分類に使われます
つまり、タグをつけても情報が広がること(拡散すること)はないのです
注意点②:タグ名はカテゴリー名と同じにしない
カテゴリー名と同じタグを作っても、ユーザーを混乱させるだけです
カテゴリー「使い方」
タグ「使い方」
必要ないのは、一目瞭然ですね
これは、タグをつける意味がないですね
カテゴリーは1つの記事に1つだけ
分類するだけなら、1記事に複数のカテゴリーを設置すればいいのでは?そう考える人もいるそうです
しかし、1記事に2つ以上のカテゴリーをつけるのはSEO的にNG
理由は、ブログ記事の位置を示す「パンくずリスト」の表示が1カテゴリーだから

③タグはnoindexにする【上級者向け】
ユーザーにとってつけた方が親切ならタグをつけましょう
ただし、1つのブログで同じ内容の記事が検索エンジンにインデックスされてしまうため、そのままだとSEO的に悪影響
WordPressブログのタグをつける場合は、『noindex』設定をしておきましょう
WordPressブログのタグをnoindexにする方法
方法は次の2つ
- プラグインを利用する
- コードを書き込む【上級者向け】
①プラグインを利用する
プラグイン「All In One SEO」⇒「タクソノミー」⇒「タグ」⇒「いいえ」。これでnoindex設定は完了
ただしこのプラグインは重いので、このためだけに導入するのはオススメしません
プラグインは便利な分、入れすぎ注意です
入れ過ぎは、ブログ表示速度が遅くなり、ユーザーのストレスにつながります。WordPressに必要なプラグインについてはステップ2『【2023年版】WordPress『必須』プラグイン!』を読んでください

続いてはプラグインを使わない方法
②コードを書き込む【上級者向け】
functions.phpにコードを数行追記するだけ
ですが、記述を間違えるとブログ画面が真っ白になる可能性あり
※書き込むときは必ず事前に【バックアップ】をとっておきましょう


functions.phpは、WordPress管理画面『外観』⇒『テーマファイルエディタ』⇒『テーマのための関数』
//全タグページにnoindex付与
function set_noindex(){
if ( is_tag() ) {
echo '<meta name="robots" content="noindex,follow" />';
}
}
set_action('wp_head', 'set_noindex');
すべてのタグに設定したい場合は上記のコードを
//特定のタグページにnoindex付与
function set_noindex(){
if ( is_tag( 'タグID' ) ) {
echo '<meta name="robots" content="noindex,follow" />';
}
}
set_action('wp_head', 'set_noindex');
一応、特定のタグだけにnoindexを設定したい場合はこちらを
これで、タグのnoindex設定は完了です
ボクはやめときます!
そうですね。ヤメておきましょう
まずは、タグをつけるか悩むぐらい、ユーザーに役立つ記事をたくさん書きまくりましょう!
ブログのタグについてよくある3つの質問


この章では、ブログのタグについてよくある質問を3つ厳選し回答していきます
よくある質問①:タグをつけるとSEO効果はあるの?
Q.タグをつけるとSEO効果はありますか?
A.直接的な効果はありません
SEO(検索エンジン最適化)を『対機械』または『対人間』と考えるかで対策は変わります
関連キーワードを記事内に詰め込むことで「これは価値ある記事だ」と検索エンジン(機械)に誤認させ、検索上位表示させているケースがありました
しかし、Googleの取り組み「2011年のパンダアップデート(記事の質を重要視)」や「2012年のペンギンアップデート(内外リンクの不自然さの排除)」により、ユーザーに価値ある記事のみ検索上位されるようになりました
ブログのSEOは、ユーザーに役立つ記事を書くこと。以上
これがSEOの結論
タグも同じです。ユーザーに役立つのかどうかだけを考えるようにしましょう
よくある質問②:タグをつけるメリットはあるの?
とは言っても、タグをつけるメリットがあるのかは気になるところです
Q.タグをつけるメリットはありますか?
A.あります。(ただしユーザーにとって便利なら)
タグをつけることで、ブログの滞在時間が高まる場合もあります。(エンゲージメントアップ)
するとPV数も増え、検索エンジンに評価され、エンゲージメントの高いタグページが上位表示されることもあるのです
エンゲージメント(Googleアナリティクス4での指標)は、次の3パターンでしたね
エンゲージメントについてくわしくは、『初心者向け|Googleアナリティクス4のかんたんな使い方』をお読みください



タグをつけたおかげでユーザーの満足度がアップした
これがタグをつけるメリットです。ここでも、ユーザーを意識しましょう!
奇をてらわないようにします!
よくある質問③:投稿する記事が増えたらタグはつけるべき?
Q.記事が増えたらタグをつけないといけませんか?
A.そんなことはありません
これも①②とまったく同じです
タグを「つけなればいけない」ではなく、ユーザーにとって便利と思うならつければいいのです
実際に、タグをつけていないトップブロガーはたくさんいます
ブログのタグのつけ方[WordPress編]


それでは最後に、WordPressブログのタグのつけ方を解説していきます
WordPressブログのタグのつけ方は次の2つ
- 投稿編集時にタグ名を入力
- タグメニューから設定する
②で設定したタグを投稿時に選ぶか、①でタグを直接入力するか、そのどちらか
タグのつけ方①:投稿編集時にタグ名を入力


WordPress「投稿」画面の右側に「タグ」がありますので、つけたいタグ名を入力すればタグの完成です
タグのつけ方②:管理画面「タグ」から設定する
①でつけたタグは、WordPress管理画面から設定し直せます(特にスラッグ名は書き換えましょう)


管理画面「投稿」⇒「タグ」
※先ほど入力した「タグ」がありました。PCなら、カーソルを合わせると「編集」の文字が出てきます。


「編集」ボタンを押すと……
- タグ名
- スラッグ名
- タグの説明
の3つが設定できます
スラッグ名は、パーマリンクと同じく英字が良いでしょう!
日本語だと文字化けするからでしたね
そうです!はじめくん、成長してますね!
パーマリンクはステップ1『パーマリンクの最適な設定方法をやさしく解説します!』にまとめています。パーマリンクがわからない人は読んでみてください



まとめ
今日の記事をまとめると次のとおり
- タグは、記事数が少ないうちはつけない方が良い
- タグは、ユーザーにとって「あったら便利」と思ったらつける
今回のステップ9まで執筆を重ねて、ブログ運営に大切なSEOの片鱗が見えてきました
それは一言で言うと、『ユーザーファースト』
検索エンジン向け『対機械』ではなく、ユーザーファースト『対人間』を意識したブログ運営を心がけたいものです
ただしSEOには、サーバー環境や、サイト構造など、素人には手の出せない部分があるのも事実
ブログド初心者は、きちんとサイト構造されたWordPress、サーバー環境の整ったレンタルサーバーでブログ運営を始めることをオススメします
『WordPressブログの始め方|かんたんセットアップ』で、かんたんにブログ運営始めましょう!


